【フランス語初学者向け】名詞の性別や動詞の活用は覚えなきゃいけない?

外国語

フランス語初学者が勉強していて最初につまずくのが名詞の性ではないでしょうか?

悩める人

名詞に性別があるってどういうこと?全部の名詞に性別があるのに全部覚えなきゃいけないの?

英語を勉強して第二言語でフランス語を学習し始めた人は少なからずびっくりしてしまうと思います。ヨーロッパの言語では名詞の性があるのは普通ですが、英語や日本語には名詞の性という概念がないですからね。

また、勉強していくと次につまづきやすいのが動詞の活用です。これも英語に比べて難しいです。

名詞の性や動詞の活用が面倒くさくてフランス語が挫折したという話をよく聞いたことがあります。

しかし、学習の初期段階で名詞の性や動詞の活用にそこまで気をもむ必要が果たしてあるのでしょうか?

この記事ではフランス語学習経験のある筆者が名詞の性や動詞の活用の学習についてのアドバイスを書いていきたいと思います

フランス語が挫折しそうな方、効率的な勉強法を知りたい方の参考になれば幸いです。

フランス語の名詞の性について

フランス語の名詞には男性と女性の2種類の性別があります

フランス語でやっかいなのは名詞の性がどちらであるかについて規則がなく、名詞1つ1つ男性形か女性形か覚えないといけないということです

ロシア語のような言語は語尾で性別を判断できたりするのですが、フランス語ではそれができない場合が多いです。

例えば、ネクタイという意味のcravateは男性形か女性形のどちらだと思いますか?

正解は…女性形です。

ネクタイはどちらかといえば男性のイメージが強いかと思いますが、女性形なのです。

このようにフランス語の名詞の性は理屈では全く歯が立たず、ほとんど暗記するしかないのです。確かにいくつかは男性形か女性形か判断できる傾向がないこともないですが、それも絶対ではありません。

初めのうちは名詞の性をそこまで気にしなくてOK

さて、フランス語の名詞の性は単語ごとに覚えなきゃいけないので大変なのですが、フランス語初学者もきちんと覚えていかなければいけないでしょうか?

僕の答えは…「そこまで気にする必要はない!」です。

確かにフランス語の名詞の性は大事なのですが、初学者の段階ではむしろ重要視しないほうがいいと思います。

フランス語の名詞の性が分からないと自分で作文を作るときに、冠詞をunにするかuneにするか、形容詞にeをつけるかつけないかと迷うことになってしまうという悩みがあるのは否めません。

しかし、文章を読んだり聴いたりする場合には別に名詞の性を覚えておく必要もありません

また、作文をする場合でもよく使う単語は名詞の性がどちらか覚えているものです。また、究極的にいえば、男性形か女性形の2択です。初めのうちは気にしすぎないほうがいいのではないでしょうか。

筆者ははじめ単語を覚えるときに名詞の性も一緒にすべて覚えようとしていました。

単語帳や辞書を引いたときに意味だけでなく名詞の性まで覚えようとすると非常に大変でした。最初から名詞の性まで覚えようとするとほぼ確実に挫折します

勉強していくうちに覚えるだろうぐらいの気持ちでいる方がいいと思います。

フランス語の動詞の活用について

フランス語の動詞の活用は英語に比べて複雑で難しいです。

行くという意味のallerの例を見てみましょう。

現在形
je vais
tu vas
il va
nous allons
vous allez
ils vont

上に挙げたのは直接法現在形の活用だけで最も基礎的なものです。

しかし、すでに主語に応じて形が6つに分かれています。

これに加えて、半過去、複合過去、単純過去、単純未来があり、さらに直接法以外に条件法、接続法、命令法がありそれぞれ活用を覚えなければいけません。

直接法半過去(je)
j'allais

直接法複合過去(je)
je suis allé

直接法単純過去(je)
j'allai

直接法単純未来(je)
j'irai

条件法現在(je)
j'irais

接続法現在(je)
j'aille

例に挙げたのは一人称単数だけで、他5種類の活用も覚える必要がある

活用の形はどうしても単純暗記になってしまうので、モチベーションの維持が難しく挫折しやすいポイントになります

動詞の活用は頑張って覚えよう

フランス語の動詞の活用は覚えなければならないのでしょうか?

答えは…「動詞の活用は覚えた方がいい!」です。

動詞の活用の場合は名詞の性とは違って頑張って覚えるべきことだと思います。

動詞の活用をきちんと覚えていないと文がきちんと作れないだけでなく、リーディングやリスニングにまで支障が出てしまいます。

それに動詞の活用は確かに大変ですが、名詞の性に比べればある程度数が限られています

先ほどallerの例を挙げましたが、これほど変化が激しい動詞はよく使う基本動詞に限られています

フランス語の99%以上の動詞は-er動詞といって活用の形が決まっています。ですから、不規則な動詞だけ集中的に活用を覚えてしまえば後は怖くありません。

数がほぼ無限にある名詞の性と違って、動詞の活用は最初こそつまずきやすいですが、やはり頑張って覚えるべきでしょう。

まずは直接法現在の活用から覚えていきましょう。できれば面倒くさがらずに紙に書いて覚えるのがおすすめです

まとめ

フランス語でつまずきやすい2点について解説してきました。

あくまで私の意見ですがまとめると

・名詞の性についてはそこまで気にする必要はない!
・動詞の活用については積極的に覚えるべき!

フランス語初学者の方でつまずいている方はこの記事が参考になれば嬉しいです。

フランス語初学者向けの記事も書いていますので、参考にしてみてください!

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