「最近クラシック音楽に興味があるから、おすすめな曲を知りたい!」「クラシック音楽ってよく分からないけど聞いて幸せになれる音楽を知りたい!」
この記事ではこのように考えている方に向けておすすめのクラシック音楽を10選、作曲家ごとに紹介していきたいと思います。
誰もが知っているような有名曲からあまり知られていないけど素晴らしい名曲まで幅広く紹介します。
交響曲、協奏曲、ピアノ曲…とごちゃまぜにおすすめ曲を紹介しております。
ぜひこの記事を参考に自分にマッチする音楽を1曲でも見つけていただけると嬉しいです。自分の音楽生活を豊かにするなり、知人に自信をもって好きなクラシックを語れるようになるとよりいっそう楽しくなりますよ。
【PR】
チャイコフスキー『ロミオとジュリエット』
1つ目に紹介するのは、チャイコフスキーの『ロミオとジュリエット』です。
チャイコフスキーといえばロシアの作曲家でバレエ音楽が有名だと思っている方が多いと思います。『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』とどれも名曲ばかりです。
しかし、筆者がおすすめしたいのはチャイコフスキーの交響曲『ロミオとジュリエット』です。
ロミオとジュリエットは誰もが知っている物語だと思いますが、それゆえにこの名曲がいかにストーリーを音楽でもって忠実に表現できているのかが伝わってくると思います。
実は筆者もクラシック音楽への扉が開けたきっかけも『ロミオとジュリエット』です。「好きなクラシックは?」と聞かれたら迷わずこの曲だと答えるくらいです。
おすすめは指揮チェリビダッケ、演奏ベルリンフィルハーモニーのものです。
ベートーヴェン『交響曲第9番』
2つ目に紹介するのは、ベートーヴェンの『交響曲第9番』です。
通称第9として知られるこの作品は日本ではすっかり馴染みのある曲ですね。年末になると必ず第9演奏会が開かれるのが恒例行事となっています。
第9といえば最終第4楽章が最も有名ですね。聞いたことない人はいないと思います。
その前の第3楽章が穏やかであるというのもあってフィナーレの盛り上がりは心にぐっとくるものがあります。すべての楽器が使われ、合唱まで加えられて盛大になります。
長いですが、たまに無性に聞きたくなる音楽です。
シューベルト『交響曲第7番(未完成)』
ベートーヴェン『運命』、ドヴォルザーク『新世界』、そしてシューベルトの『交響曲第7番(未完成)』が世界三大人気曲とされています。
未完成というタイトルがつけられているのは、文字通りこの曲は未完成に終わっているからです。
通常第1~第4楽章まで作曲するのが常ですが、この曲は第3楽章の冒頭までしか残っていません。
しかし、この曲が世界三大人気曲に数えられていることから分かるようにこの曲は未完成ではなく、完成しきっているといえます。
シューベルトはこの曲を一か月ほどで書いたのですが、この曲は世界中の人々に感動を与え続けています。シューベルト恐るべしですね。
ドビュッシー『牧神の午後への前奏曲』
4つ目に紹介するのは、ドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』です。
ドビュッシーはグレゴリオ聖歌や詩・文学から着想を得て、独自の新しい音楽を作曲しました。
この『牧神の午後への前奏曲』は、フランス象徴派詩人のマラルメの詩『牧神の午後』に影響されて作曲されました。
詩的で幻想的なドビュッシーの曲にはうっとりさせられます。
ラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』
5つ目に紹介するのは、ラフマニノフの『ピアノ協奏曲第2番』です。
個人的にはチャイコフスキーの『ロミオとジュリエット』に次いで好きな名曲です。
ラフマニノフはロシアの作曲家で名ピアニストでもありました。
この『ピアノ協奏曲第2番』は前作の失敗で精神的に参っていたラフマニノフが催眠療法によって回復したときに作曲された曲です。この曲も治療を行った心理療法士に捧げられています。
こうした背景を知ればこの曲に込めたラフマニノフの想いがひしひしと感じられます。
筆者はエレーヌ・グリモーが演奏する『ピアノ協奏曲第2番』が好きです。
メンデルスゾーン『ヴァイオリン協奏曲』
6つ目に紹介するのは、メンデルスゾーンの『ヴァイオリン協奏曲』です。
メンデルスゾーンはドイツの作曲家で知的で天才肌な人物でした。
今回紹介する『ヴァイオリン協奏曲』はメンデルスゾーンの中でも人気が高い曲です。
出だしが始まるや否やこの曲に釘付けになります。すごく甘美なメロディーがゆったりと流れ心が癒されます。
30分ほどの演奏ですがいつも気づいたら終わっています(笑)
ドヴォルザーク『チェロ協奏曲』
7つ目に紹介するのは、ドヴォルザークの『チェロ協奏曲』です。
ドヴォルザークといえば何といっても『新世界より』が有名ですが、この『チェロ協奏曲』も名曲です。
ドヴォルザークはアメリカに渡ったことがよく知られていますが、この『チェロ協奏曲』はチェコの音楽と黒人霊歌、アメリカインディアンの曲をミックスさせたと言われています。
ドヴォルザークらしさも感じられる素晴らしい曲で聴くと夢中になります。
バッハ『ブランデンブルク協奏曲』
8つ目に紹介するのは、バッハの『ブランデンブルク協奏曲』です。
バッハには『マタイ受難曲』『G線上のアリア』など数々の名曲があります。
ここでおすすめしたいのは『ブランデンブルク協奏曲』です。全6曲ありますが、時間があるときにはぜひすべて聴きたいですね。
貴族が催す音楽会に招待されたような特別な気分を味わえる音楽です。
モーツァルト『ピアノソナタ第10番』
9番目に紹介するのは、モーツァルトの『ピアノソナタ第10番』です。
モーツァルトはベートーヴェンと並んで世界中でよく演奏され、名曲もたくさんあります。モーツァルトは『魔笛』などオペラも得意でした。
筆者がおすすめするのは、『ピアノソナタ第10番』です。出だしの連音から一気に引き込まれます。
ぜひ聞いていただきたいのが、クララ・ハスキルが演奏する『ピアノソナタ第10番』です。モーツァルトを得意としたピアニストですが、彼女の演奏はどこかふわっとした気持ちを感じられます。
ショパン『12の練習曲作品集』
10番目に紹介するのは、ショパンの『12の練習曲作品集』です。
エチュードとして知られるこれら作品は文字通りピアノのための練習曲なのですが、練習曲の域を超えて、芸術的完成度が高いです。
技巧を要する演奏にはっとさせられ、聴いているうちに気分が高揚していきます。
特に熱いのが『革命』です。3分ほどの演奏ですが、聴く前と後では気分ががらっと変わります。
まとめ
- チャイコフスキー『ロミオとジュリエット』
- ベートーヴェン『交響曲第9番』
- シューベルト『交響曲第7番(未完成)』
- ドビュッシー『牧神の午後への前奏曲』
- ラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』
- メンデルスゾーン『ヴァイオリン協奏曲』
- ドヴォルザーク『チェロ協奏曲』
- バッハ『ブランデンブルク協奏曲』
- モーツァルト『ピアノソナタ第10番』
- ショパン『12の練習曲作品集』
今回は10のおすすめクラシック音楽を紹介しました。自分に合うクラシックを探したいという方はぜひこの記事を参考にしていただけると幸いです。
クラシックが好きになってきたら、ぜひ一度演奏会で生の演奏を聴きたいですね!
また、クラシック名曲についてもっと知りたい方はこちらの本がおすすめです!