【公務員試験】使用したおすすめ参考書を科目ごとに紹介!

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悩める人

公務員試験を独学で勉強したいけど、参考書が多すぎてどれを買えばいいか分からん!

本屋に行っても公務員試験のコーナーにはたくさんの参考書があってどれを選べばいいか迷うと思います。

この記事では、実際に公務員試験に合格した筆者が使用したおすすめの参考書を科目ごとに紹介していきます!

参考書選びに困っている方はぜひ参考にしていただけると嬉しいです!

公務員試験の勉強についてもっと知りたい方は、こちらの記事もご参照ください!

教養試験の参考書

数的処理

言わずと知れた畑中敦子シリーズですね!

数的処理はこの2冊をしっかりやり込むことで実力をつけることができます。

この参考書では、出題される単元がほぼすべて網羅されており、そのすべてに解法パターンを紹介してくれています

「数的処理は色んな問題をやらなければ初見の問題が解けるようにならない!」と思うかもしれませんが、大事なのは基礎力です。

基礎力を身につければ、初見の問題でも対処できるようになります。そしてその基礎力を身に着けるにはこれらの参考書で十分です。

最初の一周目は全然解けなくても当たり前です。2周目、3周目とやるにつれて解法パターンになれ、基礎力が身についてくると思います。

文章理解

文章理解はスー過去を使いました。

筆者は文章理解にはあまり時間をかけず、問題に慣れるために現代文と英文それぞれ数問問いただけでした。

実際に問題をやってみて「公務員試験の文章理解ってこんな感じなんだあ」っていうのを感じてみるといいと思います。

あと、文章理解は時間勝負なので、練習するときは必ず時間を計ってやるようにして下さいね

人文科学

人文科学もスー過去を買いました。が、筆者は人文科学まで手が回りませんでした。

高校の時に選択していた科目で無理のない範囲でやるといいと思います。

人文科学で特におすすめしたい単元は、日本史と世界史の現代史です。現代史が最も出題頻度の高い分野であるだけでなく、その他の単元(国際関係とか)との関連性も高く、やって損のないおいしい分野だと思います。

時間の無い方は現代史だけでも。

自然科学

自然科学にはほとんどの方が捨て科目にすると思いますが、実はそれ結構勿体ないかもしれません。

筆者も物理と数学は捨てましたが、化学、生物、地学は頻出テーマだけ押さえました。

実は、自然科学はよく問われるポイントが大体決まっていて、頻出テーマをおさえるだけで意外と簡単に点が取れます。

速攻の自然科学を使って、各科目の重要ポイントだけでも押さえておくことを強くおすすめしたいです。

時事

「時事といえば速攻の時事だろ!」と言われそうですが、筆者はあえてこの本を買いました。

まず、内容がすごく網羅的だったからです。公務員の時事では、「え?そんなとこ出るの?」みたいな時事が聞かれることが多くあります。

この本は、結構細かい単元まで載っていて充実しているなあという感じでした。公務員試験に関係なく普通に勉強になります笑

また、近年の動向に合わせて人文科学や自然科学と絡めて出題される時事問題にも対応しています

模擬問題ようなものもあり、アウトプットして知識を固められるのも良い点です。

とはいっても、時事はしっかりやり込むというより、さらっと読んで頭の片隅に置いておくくらいでいいかと思います

教養試験の過去問

教養試験のまとめとしてこの参考書を使いました。

もちろん分量が多いので、全部やる必要はありません。勉強した科目がどんな風に出題されているか、どんなことが聞かれやすいか俯瞰的に眺めるだけでも結構勉強になります

専門試験の参考書

ミクロ・マクロ経済

経済は、インプット用に最初でつまずかない経済学、アウトプット用にスー過去を使っていました。

経済は、完全に初めて勉強するので、まずは基本書の精読から始めました。

『最初でつまずかない経済学』は、まずは私たちの身の回りの具体例を取り上げて、分かりやすい解説をしてくれています。経済初学者だった筆者も経済の考え方を身につけることができました。

『最初でつまずかない経済学』で学んだことを、アウトプットするためにスー過去で問題演習を並行して進めました

イメージとしては、一個の単元を学んだら、スー過去でその範囲を問題演習するみたいな感じです。

筆者は、ミクロ→マクロの流れで勉強しました。

憲法

憲法もスー過去を使いました。

憲法初学者の方もいきなりスー過去で問題演習しながら知識を身に着けていくのがいいと思います

憲法には、大きく人権と統治という2分野がありますが、統治の方が暗記重視で取り掛かりやすいと思います

統治は国会、内閣、裁判所といった皆さんにも馴染みのある単元で、基本的には覚えればOKです。

人権は、判例ベースで出題されるので法律初学者の方は少し難しく感じるかもしれません。とはいっても、基本的には判例の結論を覚えておけば大体対処できるのでそう気構えなくてもいいと思います。

行政法

行政法も初めて勉強したため、インプット用の基本書と、アウトプット用のスー過去で勉強しました。

行政法は、内容に馴染みがなく、あんまり面白くない科目かもしれませんが、公務員試験では最重要科目の1つなので避けて通れません。

ただ、基本的に暗記重視の科目なので基本書でざっと内容を確認して、行政法についてなんとなく分かったところで、スー過去で問題演習すればいいと思います

『よくわかる行政法』は分かりやすいテキストなのでおすすめです。

民法

民法は、単なる暗記ではなく理解が求められる上、範囲も膨大なので苦手とする受験生も多いと思います。

筆者は宅建などですでに勉強済みだったのでむしろ得意科目だったので、スー過去だけで対処できましたが、本当に初学者という方はまず、『マンガでわかる民法』など易しい入門書で学習して民法の考え方に慣れることが重要だと思います

ふんわりと民法が分かってきたら、スー過去で問題演習して実力をつけましょう。スー過去の民法は、結構丁寧な解説もついているのでしっかり読み込んで暗記ではなく理解に努めましょう

財政学

財政学もスー過去で対策しました。

財政学は、再頻出テーマである「予算」と時事テーマの「日本の財政事情」に絞って対策しました。

ミクロ経済とマクロ経済学を終えた方であれば、財政学の範囲を半分ほど学習を終えたことになりますので、経済を勉強した方にとっては、コスパのいい科目です

政治学・行政学・社会学・国際関係・社会政策

政治学・行政学・社会学・国際関係・社会政策など行政科目を、勉強する前から捨て科目にする方が多いですが、とても勿体ないです。

範囲が狭く、頻出分野もある程度決まっているので、コスパのいい科目たちです。

『まるごとパスワード』は、とても薄い本ですが、政治学・行政学・社会学・国際関係・社会政策の重要ポイントやキーワードが網羅的に載っています

実際に筆者もこれらの科目は『まるごとパスワード』をさらっと読んだだけでしたが、試験では本当に役に立ちました。

『まるごとパスワード』はインプット用、『まるごとインストール』は姉妹図書でアウトプット用です。筆者は両方使いましたが、『まるごとパスワード』だけでも十分かなという印象です。

『まるごとパスワード』は絶対に買った方がいいです!

行政科目は、コスパがいいと言いましたが、たまに超難化する科目があるので、あらかじめ勉強する科目を決めておくのではなく、広く浅くできるだけ多くの科目を準備しておくといいと思います

教育学

筆者が、国家一般職受験者に毎回超おすすめしている科目が教育学です。

「え?教育学って他の併願先でも使えないしコスパ悪くない?」いえ、教育学が最もコスパがいい科目だと思います。

教育学は範囲が他の科目に比べて圧倒的に狭いうえに、出題されるポイントがほぼ決まっている超おいしい科目なのです

さらに、教育学って聞くとイメージが湧かないかもしれませんが、暗記がほぼメインです。しかもキーワードを結びつけるだけで簡単に解けたりします

皆さんも騙されたと思って、教育学の勉強をしてみてはいかがでしょうか?一週間~二週間ほどで完成できます。

教材は、いきなりスー過去で問題を見て、ひたすら覚えるだけで十分です!

※教育学の魅力についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

専門試験の過去問

専門試験のまとめとしてはこの参考書を使いました。

こちらも分量が多いので、どんな問題が出ているかの相場を知る程度に活用していました。

自分の選択する科目のページをざっと見てみて、余裕があれば解いてみるぐらいで十分でしょう。

論文試験の参考書

論文対策に必須の参考書です。筆者はこの参考書に大変お世話になりました。

実は筆者は実際に論文を書く練習を一度もしたことがありません(邪道です)。

この論文バイブルでは、出題されるであろうテーマが40くらい取り上げられて、それぞれに作文例が載っているのがとても魅力です。

筆者は、一通りこの参考書すべてに目を通し、作文の型を学び、テーマごとにキーワードや書くべきことを整理していきました

テーマごとに、キーワードを使って課題と解決策をそれぞれ3つずつくらい挙げれるように準備しておけば本番では字数いっぱい書けました

もちろん、実際に書く練習するに越したことはないですが、もし時間が無くてある程度文章作成に自身があるという方は、筆者のように論文で書くネタだけ準備しておくというのもありでしょう。(邪道ですが笑)

まとめ

今回は科目ごとにおすすめの参考書を紹介してきました。

公務員試験の受験を考えている方や、参考書選びに悩んでいる方は参考にしていただけると嬉しいです!

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