「英会話教室に通えば英語がペラペラになりますか?」
この質問に対する答えは、「ただ通うだけでは英語を話せるようにはなりません」です。
英会話教室は英会話が上達するのに非常に効果的な場ですが、スクールに行ったからといって自動的に話せるようになるわけではありません。
英会話教室で上達するためにはおさえておかなければいけないポイントがいくつかあります。
これらのポイントを押さえておかなければどれだけ教室に通っても英会話は上達しません。
この記事では、高校生と大学生の間合計4年間NOVAという英会話スクールに通った筆者の経験を基に、英会話教室に通う上で必ず知っておかなければいけないことを5選紹介していきます。
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マンツーマンレッスンを受講する
1つ目は、グループレッスンでなくマンツーマンレッスンを受講することです。
多くの英会話スクールでは次のどちらかを選ぶことができます。
・講師1人に対して少人数の受講生が集まるグループレッスン
・講師と受講生が1対1のマンツーマンレッスン
料金としてはマンツーマンレッスンの方が高くなりますが、英会話力を向上させたいのならマンツーマンレッスンを選ぶべきです。
グループレッスンでは当たり前ですが、自分が英語を話す機会が少なくなります。講師の先生はすべての受講生に均等に話す機会を与えるように配慮するからです。
英会話教室において一番大切なことは積極的に講師の先生と英語を話すことです。
自分が話すことより、他の受講生が講師の先生と話すのを聞く方が多かったというならば、英会話教室に通うメリットが薄くなってしまいます。
筆者もはじめ料金を気にしてグループレッスンを受講していましたが、「自分ばかり話すのは他の人に悪いかな?」と気を遣いすぎた結果、英会話は上達しませんでした。
グループレッスンにもメリットはありますが、初めて英会話教室に通う人はまずマンツーマンレッスンから受講した方がいいです。
レッスン前に最近の出来事を英語で話せるよう準備しておく
2つ目は、レッスンの前に自分が最近あった出来事を英語で話せるように準備しておくことです。
講師の先生は、毎レッスンのはじめに必ず “What’s news?” と最近あった出来事について尋ねます。
最初のころ、筆者はいつも “Nothing special…”と愛想もない返答ばかりしていましたが、今思い返せば「なんて勿体無い!」と感じます。
この最初の質問こそが一番英語を話すいい機会だったと思います。些細なことでも結構なのでレッスン前には必ず話すことを準備してからいくといいです。
「○○というレストランに行った。美味しかった」で十分です。
講師の先生はそこから話を広げてくれるので、そこからスムーズに英会話が始まります。
レッスンそのものの雰囲気づくりにもなりますのでぜひやってほしいです。
質問を積極的にする
3つ目は、質問を積極的にすることです。
度々、講師の先生は “Question?” と尋ねてきます。ここでも “Nothing special” とだけ答えるのは勿体無いですね。
せっかく自分から英語を話すチャンスを与えられているわけですから、英語を話せるいい機会だと思って積極的に質問しましょう。
「でも、別に質問したいことないし…」という方は、講師の先生から教わったことを英語でまとめて伝えるのがおすすめです。
“I’ve learned…” という風に習ったことを伝えることで、講師の先生は「ちゃんと分かっているな」と習熟度を理解することもできます。
「質問は何もないです」と答え続けるよりも、毎回些細なことでも質問を積極的にした方が好感度は高くなります。「少しでも英語を話すぞ」という強い意思をもって質問すればいいでしょう。
言葉がでてこないときに日本語に逃げない
4つ目は、言葉が出てこないときに日本語に逃げないことです。
初学者に限らず、英語学習者なら誰でも英語でどのように伝えればいいか分からなくなることはよくあります。
しかし、その時に日本語を使ってその場を切り抜けるのはNGです。
講師の先生は日本語を理解できて伝わるかもしれませんが、すぐに日本語に逃げる癖がついている間はいつまでたっても英会話は上達しません。
何とかして自分が使える表現で伝えられないかと考えることがとても大事です。
表現が不自然だと思われたら、講師の先生は優しくよりよい表現を教えてくれますので、じゃんじゃんチャレンジしていくようにしましょう。
どうしても言いたいことが英語で伝えられないと思った場合は、ジェスチャーを使うのも1つの手です。「出川イングリッシュ」が参考になると思います(笑)。
とにかく日本語を使わずに伝える癖をつけてください。
レッスン後必ず復習をする
最後の1つは、レッスン後に復習を怠らないことです。
レッスンで学んでことをそのままにしておくと、せっかく練習したことをほとんど忘れてしまいます。
レッスンで学んだ表現は必ず復習して今後自分で使えるレパートリーとしましょう。最初のうちは、レパートリーを増やして表現できることを増やしていくことが大切です。
覚えたい表現を例文とともに声に出して練習することでスラスラといえるようにしましょう。10回くらい音読するのがおすすめです。
また、レッスン中に伝えたかったけど上手く言えなかったことは要チェックです。それを次回話すときまでに伝えられるようになったならば、1つ成長の形が目に見えたことになりますね。
レッスンと復習はワンセットだということを忘れないでください。
まとめ
- マンツーマンレッスンを受講する
- レッスン前に最近の出来事を英語で話せるよう準備しておく
- 質問を積極的にする
- 言葉がでてこないときに日本語に逃げない
- レッスン後必ず復習をする
今回紹介した5つのことに共通しているのは、受動的な態度ではダメで積極的な態度で参加しなければいけないということです。
ただ通えば英語がペラペラになるのではなく、自分から学びにいく態度が大事です。