TOEIC や簿記と並んで、よく就活に有利な資格といわれる宅建ですが、本当に就活に有利に働くのでしょうか？
この記事では、実際に大学生の時に宅建を取得し、就活を終えた筆者が宅建が就活で役に立ったのかについて解説していきたいと思います！
今、何かの資格に挑戦しようとしているえらい大学生の方や、すでに宅建を持っている方の励みになれば幸いです。
宅建は就活で有利になる？
いきなり結論からいきたいと思います。
筆者の体感から言って、宅建は就活で有利に働いたと思います。
でもそれって、業界とか職種によるんじゃないの？
確かに有利さの度合いは業界・職種によって変わると思います。例えば、不動産業界、金融業界などでは最も有利に働きやすいといえるでしょう。
しかし、宅建は業界・職種に関係なく、強みとなります。
なぜなら、宅建の取得という事実が強力なガクチカの一つになるからです。
採用する側は、勉強の内容が何であろうと別に関係ないのです。大事なのは、一つの目標に向けて努力できる能力です。
宅建はコスパがいいといわれますが、それでも合格率15％前後のそれなりに難解な資格です。
宅建を取得できたという事実は、「私は懸命に努力できる人です」と証明することにつながります。そういう意味で、学歴の補助的存在だと言えるかもしれませんね。
大抵のエントリーシートや、面接カードには資格記入欄があります。
大学生で宅建を取得する人は少数派なので、資格記入欄に宅建が書ければ、他の就活生と差別化できます。
実際に、筆者も面接では、ほぼ必ず「宅建を取得したんですか。凄いですね」と言っていただけました。
多くの就活生は、普通免許、英検、TOEIC、あっても簿記くらいなので、宅建を取ったとなるとやはり強く興味を持たれたなという印象です。
就活で宅建をアピールする方法
では、宅建を就活でアピールするにはどうすればいいのでしょうか。
資格記入欄に宅建を書くと、面接官は興味を持って宅建について聞いてきます。
その時、上手く答えられないと宝の持ち腐れになってしまうので、しっかりとした回答を準備しておかなければなりません。
面接で言うべきことは、①「どうして宅建を取ろうと思ったのかの経緯」、②「試験まで努力したこと」、③「宅建の取得を職場でどう活かせるか」の３点です。
面接では話が長くなりすぎるのはNGなので、ケースバイケースですが、これら３点の回答は準備しておきましょう。以下に回答例を簡単にまとめておきます。あくまで参考程度に（笑）
①「どうして宅建を取ろうと思ったのかの経緯」
→大学で民法を学び、法律に関心を持ちました。夏休みの期間を利用し、法律試験の登竜門ともいわれる宅建試験に向けて勉強することでスキルアップしたいと思いました。
②「試験まで努力したこと」
→試験までは、平日３時間、休日６時間の勉強を継続しました。苦手な暗記も、寝る前に覚えて、朝もう一度復習するというやり方で工夫しました。
③「宅建の取得を職場でどう活かせるか」
→宅建を取得したことで、「一つの目標に向けて計画的にタスクを実行する」能力を身につけることができました。仕事においても、与えられたタスクに対して計画的に取り組むことで成果を出すことができると思います。
宅建はいつ勉強する？
ここまで就活での宅建の魅力について語ってきました。
宅建の魅力は分かったんだけど、結構勉強しなきゃいけないんでしょ？そんなに時間ないし、中々気が乗らないなあ。
確かに宅建はかなりの勉強を要する試験です。何かと多忙な大学生は中々時間を確保するのが難しいと思います。
そこでおすすめなのが、夏休みを活用して短期集中的に勉強することです！長い夏休みは大学生だけの特権です！宅建の試験日は10月ですから、一番勉強に適した時だと思います。
実際に筆者も夏休みを利用して3か月で合格しました。
とはいっても毎日長時間の勉強はかなり大変でした。しかし、他の就活生と差別化するためにはやはりどこかで頑張らないといけないと思います。
これといったガクチカがないという方は夏休みを利用して宅建の勉強をしてみてはいかがでしょうか。
宅建の詳しい勉強方法についてはいくつか記事を出しているので参考にしてみてください！
まとめ
筆者自身、就活時に宅建を取っておいて本当に良かったなあと感じることが結構ありました。
勉強している時は確かに辛かったけれど、合格すると一生ものの資産になるのでコスパ的にはやっぱり最強だなと思います。
もし、宅建の受験を迷っている方がいたら、ぜひ受験してみることをお勧めします！
