今すぐやめるべき!宅建に落ちる勉強5選!

宅建試験

「たくさん勉強したのに宅建に落ちた…」という人はもしかして間違った勉強をしてしまっている可能性があります。間違った勉強を続けても時間がかかるばかりで合格に近づくことはできません。

この記事では宅建を勉強する上でやらない方がいい勉強法を5つ紹介します。

実際に筆者もここで紹介する勉強をやってしまったことがありますが、どれもプラスになりませんでした。今、宅建の勉強をしている受験生で間違った勉強をしてしまって伸び悩んでいる方、あるいはこれから宅建の勉強をしようと思っている方はこの記事を見れば、間違った勉強とは何かが分かります。

過去問以外の問題集をやる

やってはいけない勉強の1つ目は過去問以外の問題集をやることです。

書店に行くと色んな教材が置いてありますが、必要なのはテキストと分野別過去問題集だけです。勉強開始から試験直前まで過去問題集をひたすら繰り返すことが一番大切です。それ以外の問題集は正直買う必要ないと思います。

「でも過去問だけやっていて受かるの?一回出た問題はもう出ないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、過去問だけやっていればいいんです。宅建は確かにこれまで過去問に出たこともないようなマイナーな知識を問う問題が出ることもあります。

が、宅建の合格に絶対に必要な知識というのはある程度決まっています。

試験を作る側としては、マイナーな知識をたくさん覚えた受験者よりも本当に理解しておかなければいけないことを習得した受験生の方を好みます。そのため、宅建では毎年似たような問題が出ます。合格に必要な知識だけをどうやって身につければいいかというと、それは紛れもなく過去問を繰り返すことです。

過去問以外の問題集は別に覚えなくていいようなことまで載っていたりするので、遠回りな勉強になります

テキストを2冊以上同時にやる

2つ目は、テキストを2種類以上買って同時にやることです。

「1冊だけだと合格に必要な知識が全網羅されてないかもしれない…不安だからテキストを2冊買おう」という方がいるかもしれませんが、これは絶対にやめてください。お金が無駄になるだけじゃなく、時間まで無駄になります。

記憶や理解の定着は同じことを繰り返すことによって行われます。宅建のテキストを冊読み終えた後に別のテキストを1冊読むよりも、同じテキストを2周した方が圧倒的に効率的です

1回目読んだ時分からなかったところも繰り返して読んでいるうちに理解できるようになってくるものです。

また、大切だけどテキストに書かれていない!という時はそのテキストに書き込んじゃえばいいんです。覚えるべきことは1冊にまとまっていた方が勉強しやすいですね。自分だけの最強の1冊を作る気持ちでいきましょう。

他のテキストに浮気することなく、誠実に最初に買ったテキストを愛してあげましょう。もしテキストを2冊以上買ってしまった方は、捨てるなり売るなり譲るなりして手放したほうがいいでしょう。

過去問を機械的に周回する

やってはいけないことの3つ目は、過去問を作業的に周回するということです。

過去問を周回することは大切だということはもう理解していると思いますが、過去問をただただ周回しているだけだったら何の意味もありません。時間の無駄になります。

「過去問10周しました!」と自慢しても、頭に知識が入っていなければ過去問を回す作業をこなしたにすぎません。1時間勉強しました!といって同じ漢字1000回書いていても勉強とはいえませんよね。

大切なのは周回する量じゃなく質です

過去問を上手く活用できるかどうかが鍵になります。具体的には、間違えたところだけでなくその周辺知識も確認する、正解の選択肢以外もどこが違うのかきちんと確認するなどです。合っていたから次の問題…とするのは非常にもったいないです。

いつも過去問の周回が大事だといっている筆者ですが、実は過去問の周回は3~4周しかしていません。その代わり、1周1周時間をかけて丁寧にやりました。繰り返しますが、必要なのは量より質です!

ノートをとる

4つ目は、ノートをとることです。

これは、意外に思った方が少なからずいるのではないでしょうか。しかし、ノートは勉強する上でかなり非効率なのでおすすめしません。

ノートをとる時、多分皆さんはきれいにまとめると思いますが、それでは時間がかかりすぎてしまいます。ノートをとるよりも過去問とテキストを往復した方が記憶に定着しやすいと思います。

それに、ノートをとることで覚えた気になる錯覚を起こしてしまいます。ノートにきれいにまとめたからといって覚えられるわけではないです。

「あれ、確かここはノートにまとめたはずだけど、忘れてしまった」といって結局テキストで確認するなら、ノートをとった時間が無駄になります。

「でも、私は書かないと覚えられないんだ!」という方は、ノートではなく裏紙などメモ用紙を使うのがおすすめです。裏紙だときれいにまとめずにさっとメモする程度だと思います。そうすることで、きれいにまとめるという無駄な時間を省いて、効率的に覚えることができると思います。

そして書いた裏紙は翌日の朝ぐらいには捨てちゃいましょう。書いたことを確認するのはその日の夜か明日の朝だけにすることで、「覚えるぞ」という気持ちが高まります。捨てちゃったらせっかく書いたのに無駄になると考えることで、より記憶に定着しやすくなります。

「覚えたページは破って食べろ」という胡散臭い言葉がありますが、意外と侮れないかもしれませんね(笑)。

暗記をさぼる

やってはいけないことの5つ目は、暗記をさぼることです。

正直、宅建に不合格になる人のほとんどは暗記が十分にできていなかったからではないでしょうか

いくら時間をかけて勉強しても、過去問を10周しても、テキストの内容を完璧に理解できたとしても、暗記をきちんとしなければ合格することはできません。

怖いのは、覚えた気になってしまうことです。テキストを読んだり、過去問を解いて理解できるようになった箇所は要注意です。

これまでテストを解いてきた皆さんはこんな経験ないでしょうか。「あれ、これ何だったけな…」「ああ、テキストでちゃんと勉強したのにどっちだったか忘れてしまった…」と悔しがる。

こうなってしまう原因はきちんと暗記しなかったからです。本当にしっかり暗記したところは、確実に自信持って答えられるはずです。記憶が曖昧だからこそ迷ってしまうのです

暗記は資格試験において一番面倒くさい作業ですが、間違いなく一番大切なことです。まずは、「理解」することが大切ですが、その後に必ず「暗記」を行うようにしてください。分かったような気になっていてはダメですよ。テストで自信もって選択肢を選べるぐらいまで暗記しましょう。

まとめ

やってはいけない勉強をおさらいしておきましょう。

  • 過去問以外の問題集をやる
  • テキストを2冊以上同時にやる
  • 過去問を機械的に周回する
  • ノートをとる
  • 暗記をさぼる

やってはいけないことが分かった皆さんはこれからの勉強を効率的に正しい方法で行うことができます。

ここで紹介したやってはいけない勉強法は、宅建以外にも応用することができます。この記事で書いたことが参考になれば嬉しいです。

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