「漫画は娯楽のためだけ」という考えは古くなってきたように思います。
もちろん娯楽として楽しむのが第一なのですが、漫画は非常に勉強にもなります。
普段自分が触れることのないような世界や考えに触れることで知見が広がったり、役に立つことを漫画が教えてくれたりすることは本当によくあります。
筆者も漫画を読んで考えが変わったり、新たな世界に触れたり、あるいは自分の人生を左右するような漫画にも出会ったことがあります。
というわけで、この記事では筆者が勉強になったと感じた漫画を10作品紹介していきたいと思います。
完全に筆者の趣味と独断ですが、少しでも参考になれば幸いです。
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1冊115円のDMMコミックレンタル!ダーウィン事変
1番目に紹介するのは、『ダーウィン事変』です。
テロ組織「動物解放同盟」は動物を人間の支配から動物を解放しようとします。
動物を食さないというヴィーガンの組織が過激化したものが「動物解放同盟」だと考えていただくと分かりやすいでしょう。
そのテロ組織が生物科学研究所を襲撃したとき、保護されたチンパンジーから半分ヒトで、半分チンパンジーの「ヒューマンジー」が生まれます。
「ヒューマンジー」という存在を通すことによって、人間とはどういう存在なのか?動物と人間とはどう違っているのか?
こうした倫理学的な問いについて深く考えさせられる漫画です。先が気になってどんどん読み進められると思います。
ここは今から倫理です。
2番目に紹介するのは、『ここは今から倫理です。』です。
高校の倫理の先生が様々な悩みや事情がある生徒たちに接していくオムニバス形式の漫画です。
哲学に詳しい先生が、それぞれ事情を抱えた生徒に助言を与えたり、状況にあった考え方を教授します。
実際に生徒を救うことができる話もあれば、尻切れトンボに感じられる話もあり、読んでいると夢中になります。
哲学の知識もさることながら、自分と同じ悩みで行き詰っている生徒がいたときにどのような助言を与えているのか知ることができれば、問題解決の参考になると思います。
まどろみバーメイド
3番目に紹介するのは、『まどろみバーメイド』です。
バーテンダー達の働く様子が描かれたオムニバス形式の漫画です。
様々なヒューマンドラマが描かれ、それに沿うような形でたくさんのカクテルが登場します。
とにかく詳しいお酒の説明とバーテンダーの熱い仕事事情を知ることができるのが魅力です。
お酒が好きな方には確実にハマりますし、お酒があまり好きでないという方も読めばきっとバーテンダーやお酒の世界の奥深さに夢中になること間違いなしです。
お酒を片手に読みたくなる漫画です!
あかね噺
4番目に紹介するのは、『あかね噺』です。
少年ジャンプでは珍しく、主人公が女性でテーマが落語の漫画作品です。
尊敬していた落語家の父が破門にされたことをきっかけに、主人公のあかねは落語家への道へと進みます。
あかねの落語にかける情熱、漫画からでも伝わる落語の臨場感を存分に味わうことができます。
全く落語に興味がないという方でもあかね噺に読むことで新たな世界が開かれると思います。
実際、筆者も落語にはノータッチだったのですが、今では落語が好きになりました。
理系が恋に落ちたので証明してみた。
5番目に紹介するのは、『理系が恋に落ちたので証明してみた。』です。
同じ研究室にいた氷室と雪村はお互いに好きかもしれないという感情を抱くが、理系としてこの感情は科学的に証明しなければいけないということで、色んな恋の実験を行うという内容です。
実験をしていく中で、色んな役に立つ理系の知識やあまり役に立たないかもしれないけれど(笑)面白い雑学がたくさん詰まった漫画です。
ラブコメが好きな方や理系の勉強が好きな方にはぜひおすすめしたい作品です!
アルテ
6番目に紹介するのは、『アルテ』です。
ルネサンス期のフィレンツェで、画家になることを志す女性アルテの生きざまが描かれた作品です。
この時代のヨーロッパで、女性が画家になるということは全く理解されないことでした。しかし、アルテはそんな時代の流れに動じず、ひたすら絵の情熱を持って画家の道をあきらめません。
そんなかっこいいアルテの姿がこの作品の魅力です。
ルネサンス期の時代雰囲気や、当時の画家の仕事事情など作品から学ぶべきことはたくさんあります!
かげきしょうじょ!!
7番目に紹介するのは、『かげきしょうじょ!!』です。
未婚の女性だけで構成される歌劇団のスターになることを志す少女たちの青春が描かれた作品です。
宝塚歌劇団が恐らくモデルとされているこのお話は、歌劇団のスターになるためにはどのような道を辿るのか、そしてその道がいかに狭く厳しいものであるかを学ぶことができます。
元々歌劇が好きな方にはもちろんのこと、これまで触れてこなかった方にもぜひ読んでほしい作品です。
きっと新しい世界に触れる機会が得られるでしょう!
ぼくたちは勉強ができない
8番目に紹介するのは、『ぼくたちは勉強ができない』です。
大学受験真っ只中の高校生たちを描いた作品です。
天才的に数学ができて国語が苦手なのに文系の大学を志す子や、反対に天才的に国語ができて数学が苦手なのに理系の大学を志す子を中心に受験に一生懸命取り組む高校生の姿が描かれます。
得意科目で選ぶのではなく、自分が好きでやりたいことのために大学を選ぶ姿には感動させられました。
周りからの反対を退けて、自分の好きに真っ直ぐ進んでいく様子はやはりカッコイイです!
チ。ー地球の運動についてー
9番目に紹介するのは、『チ。ー地球の運動についてー』です。
中世ヨーロッパで、天動説が固く信じられていた時代に、何とか地動説が正しいことを証明しようと奮闘する熱い漫画です。
宗教が絶大な影響力を持っていた時代に、天動説が間違いで地動説が正しいことを主張しようとすることは文字通り命がけのことでした。
実際に作品内でも多くの者がこの心理に到達するために命を落としていきました。しかし、命を投げ出してでも真理に到達しようと奮闘しました。
こんな志を持った同士が少しづつ後の世代にバトンをつなげていきついには…という物語です。
真理に到達しようとする狂人的な情熱を作品から感じることができます。
もやしもん
最後に紹介するのは、『もやしもん』です。
空気中の菌が目に見えるという特殊能力を持った主人公が彼をとりまく人物たちと交流していくというあらすじです。
普段意識することが少ないであろう「菌」や「発酵」の世界について詳しく知ることができます。
個性的なキャラクターがたくさん登場する見どころ満載の作品となっております。
まとめ
勉強になる漫画を10作品紹介してきました。
筆者の好きな漫画紹介になった感が否めませんが(笑)、気になった作品があればぜひ読んでみて下さい!
- ダーウィン事変
- ここは今から倫理です。
- まどろみバーメイド
- あかね噺
- 理系が恋に落ちたので証明してみた。
- アルテ
- かげきしょうじょ!!
- ぼくたちは勉強ができない
- チ。ー地球の運動についてー
- もやしもん
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