よく芸能人たちが取得して度々話題になっている世界遺産検定。
知名度の高さと何だか持っているとかっこよさそうという理由から人気の資格試験となっていますね。
この記事を訪問してくださった方も世界遺産検定に多少とも興味がおありでしょうが、一方でこのようにも考えていませんか?
「世界遺産検定って人気があるけど取得して何かメリットがあるのかな?」「勉強ってどのようにしていけばいいのかな?」
この記事ではそのような疑問を解決するためにこの2点について解説していきたいと思います。
- 世界遺産検定を受けるメリット
- 世界遺産検定の勉強法
世界遺産検定には、5級、4級、3級、2級、準1級、1級と受験級がありますが、今回は2級の受験に限って話していきます。
理由としては、3級までは比較的簡単でそれほど勉強せずとも合格できますし、準1級と1級については2級に合格していることが受験資格となります。つまり、2級は本格的に勉強するのが必要な最初の級といえます。
世界遺産検定を受けるメリットは?
世界遺産検定を受けることで得られるメリットにはどのようなものがあるでしょうか?
- 小・中・高の学生のメリット
- 大学生・社会人のメリット
- 全体のメリット
3つに分けて解説していきたいと思います。
小・中・高の学生のメリット
- 入試優遇が受けられる短大・大学がある。(https://www.sekaken.jp/pdf/entrance_exam_advantage.pdf)
- 地理・歴史の勉強になる
世界遺産検定を取得することで優遇を受けられる短大・大学が全国に300ほどあります。気になる方は上のリンクからご確認ください。
また、世界遺産検定の出題範囲は地理・歴史と強く結びついていますので、世界遺産検定の勉強をすることで地理・歴史の勉強にもなります。一石二鳥ですね。
大学生・社会人
- 世界遺産検定の取得が強みになる業界がある
- 就職・転職活動を有利に進めることができる
世界遺産検定を持っていることでプラスに評価される業界がいくつもあります。代表的な業界でいえば、旅行・観光業界でしょう。こうした業界で世界遺産検定を持っていると権威性が高まります。
また、検定を取得しておくと就職・転職活動を有利に進められます。当然世界遺産検定はきちんとした資格ですから、履歴書・エントリーシートに書くことができます。資格をもっておくことで教養としての世界遺産の知識を持っていることを証明できます。
ただし、資格を就職・転職活動に生かす場合は取得するに至った背景なども合わせてストーリー形式でアピールすることが重要です。
全体のメリット
- 旅行が楽しくなる
- グローバルな視点を持てるようになる
- 地理・歴史だけでなく、政治・経済・時事問題など幅広い教養が身につく
世界遺産検定を受けることで旅行に行きたくてたまらなくなります。世界遺産検定では遺産の歴史や見どころなども学ぶため、ぜひ一度その遺産に足を運んでみたくなります。
その遺産を知った上で見物にいくと、楽しさが倍増になります。また、検定の認定証を提示することで特典が得られる施設があります。(https://www.sekaken.jp/merit/privilege/)
そして、世界遺産検定に向けて勉強することでグローバルな視点、幅広い教養が得られます。世界遺産検定は世界中のあらゆる国からまんべんなく出題されますから、広く世界について知ることができます。
地理・歴史もさることながら、政治・経済・時事問題などの教養も身につくため、社会情勢に対しての関心も高まります。
世界検定を勉強する前と後では、文字通り見える世界が変わってきます。
世界遺産検定2級合格に必要な勉強時間は?
世界遺産検定に必要な勉強時間の相場は30~60時間ほどです。
1日に1~2時間ほど勉強して大体2週間~1ヶ月の勉強が必要となります。
それほど勉強量を要する試験ではありませんが、きちんと勉強しなければ合格が難しい試験であるといえます。
基本的に60/100で6割取れれば合格となります。
暗記がメインになるので、ダラダラと勉強期間を延ばすよりは短期に集中して勉強する方が効率的といえます。
筆者は3週間ほど勉強して84/100で合格しました。
世界遺産検定2級に合格するための勉強法は?
まず、世界遺産検定に向けて揃えるべき教材は公式テキストと公式過去問題集の2種類です。
世界遺産検定の問題は8割以上基本テキストに沿って出題されるので、ひたすら基本テキストの内容を覚えていくことに専念しましょう。
世界遺産検定は、基礎知識、日本の遺産、世界の遺産、時事問題と4つの項目から出題されますが、まずは基礎知識、日本の遺産から勉強を始めるのがいいです。
この2つの項目は範囲が狭く、覚えるべきこともある程度決まっているので対策しやすいです。しかも、この2項目で全体の4.5割を占めるので非常においしい分野となっています。
基礎知識、日本の遺産の勉強を終えたら、世界の遺産の勉強を始めていきましょう。世界の遺産は量が多くて大変ですが、広く浅くといった勉強で十分に対処できます。
遺産の名前が出てきた時に、どのくらいその遺産のことをイメージできるかといったことが重要です。
出題される多くの遺産は、遺産の保有国+ワンキーワードを覚えておけば大体OKです。
例えば、「ジュジ国立鳥類保護区」という遺産の場合、セネガルが保有国でモモイロペリカンの休息地となっていることを覚えておけば大丈夫です。
キーワードはテキストで赤字もしくは太字になっているのでそれを中心に覚えていくようにしましょう。
ただ、一回で全部覚えようとするのではなく、2周3周4周…と周回しながら少しずつ覚えていくようにしましょう。
例えば、1周目は遺産の名前に慣れる。2周目は保有国を覚えていく。3周目は1つのキーワードを覚えていくと段階的にレベルアップしていくのがおすすめです。
テキストを2、3周したら過去問題集に取り組んでいきましょう。どんな風に問われるかを知ることで、テキストの暗記が捗ってくるはずです。
世界遺産検定勉強のコツ
- 基礎知識→日本の遺産→世界の遺産→時事問題の順で勉強する
- 基礎知識・日本の遺産は狭く深く勉強する
- 世界の遺産は広く浅く勉強する
- 世界の遺産は保有国+1・2キーワードでOK
- 1度に覚えようとするのではなく、何度もテキストを周回して段階的に覚える
- テキストを2周3周したら過去問題に取り組む
まとめ
世界遺産検定受験のメリットと勉強法について解説してきました。世界遺産検定を受験したことで、勉強になったことがたくさんあります。
受験を検討されている方は挑戦されてみてはいかがでしょうか。